オムロンは、「CEATEC JAPAN 2017」にて、4代目卓球ロボット「フォルフェウス(FORPHEUS)」を通じて、コア技術「センシング&コントロール+Think」の進化、そしてオムロンが目指す「人と機械の融和」について紹介すると発表した。「CEATEC JAPAN 2017」の開催日時は10月3日~6日10:00~17:00。

「フォルフェウス」は、最先端AI技術「時系列ディープラーニング」やものづくりの現場で使用される、オムロンのコントローラの強みを活かした「同期制御」などのロボティクス技術を更に進化させた卓球ロボット。たくさんの対戦相手とラリーをしてきたデータを元に、対戦相手の卓球の上手/下手を瞬時に判断、相手のレベルに合わせた返球を行うだけでなく、卓球上級者でも卓球ラリーを今まで以上に楽しめるよう、"スマッシュ"に対応する新しい機能が実装されるなど、人のことをより深く理解して最適な支援を行い、人の能力や創造性を引き出す卓球ロボットとして更に進化したということだ。また、卓球初心者をサポートするために"サーブ"を自分から開始する機能も実装された。

同社は、「CEATEC JAPAN 2017」にて、同ロボットを通じて「センシング&コントロール+Think」の進化を、技術進化により実現する課題の解決に向けた多様なソリューションを通じて「人と機械の融和」を分かりやすく紹介するという。「ファクトリーオートメーション」分野では、人と機械が一緒に働く少し先の「未来の工場」を再現し、特に部品の搬送などモノを移動させる重労働を行う、AI技術を搭載した"モバイルロボットLD"を用いた部品搬送工程が紹介される。また、「ヘルスケア」分野では、状況に応じて最適な治療などを提供する"未来のパーソナライズ医療サービス"として、AI技術を活用した医療サービスの未来像と、サービス実現に欠かせない新たなデバイスによるバイタルセンシングの実演が行われる。そして「モビリティ」分野では、ドライバーの状態に合わせた、クルマからの最適なフィードバックにより、安全に移動できる「未来の自動運転」をコックピット型デモンストレーションにて体験できるということだ。