トプコンは、標定点の設置・観測を不要とし大幅な生産性向上と精度確保を実現する写真測量システム「TSトラッキングUAS」を体感できる講習会を実施すると発表した。実施日時は9月26日、9月29日。参加費用は1人あたり1万円(昼食付)。

写真測量システム「TSトラッキングUAS」

「TSトラッキングUAS」は、トータルステーションでドローンを自動追尾し、標定点を不要とし大幅な省力化を実現する空中写真測量システム。同システムは、ドローンに搭載するカメラに専用のプリズムを取り付け、自動追尾型トータルステーションで連続測定することで「カメラ位置を直接計測できる手法」としている。

2017年3月改訂の「空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理要領(土工編)(案)」・「空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理の監督・検査要領(土工編)(案)」では、「カメラ位置を直接計測できる手法」を併用する場合には、標定点の設置や観測を省略することが認められたため、同システムの利用で標定点の設置・計測が不要となり、従来法に比べ6倍程度の作業効率の向上を図ることができるしている。

「TSトラッキングUAS」によるドローン測量イメージ

同講習会は、測量CPD対象講習会(6ポイント)となり、今回改訂された作業要領が説明されるとともに、「TSトラッキングUAS」による空中写真測量のデモンストレーションを見学することができる。また持参したPCで、写真から点群データを作成する実習が行われる。なお、空中写真測量に関してはデモンストレーションとなり、受講者がUAVの操作をすることはない。

実施日時および定員は、9月26日9:00~16:00に神戸トレーニングセンタで30名、9月29日9:00~16:00に白河トレーニングセンタで30名となっている。完全予約制で、参加申込は同社Webページから行うことができる。