スマートグラス、AR、VR技術のサプライヤーであるVuzix Corporation(ビュージックス コーポレーション)は、空港地上業務や機内食ケータリング業務をアジア・中東の14カ国、47空港で行っているシンガポール・SATSに対して、M300スマートグラスを納品したことを発表した。

SATSのランプ業務を行うスタッフは、M300スマートグラスを利用することで、作業効率を向上させるために手荷物や貨物コンテナにあるQRコードのようなマーカーをスキャンし、AR(拡張現実)技術を利用してリアルタイムで搭載方法を確認できるほか、ランプコントロールセンターも地上業務をリアルタイムに確認できる。

また、SATSでは、大きなワイドボディ航空機の平均的な手荷物および貨物処理プロセスの精度および効率の向上が、フライトあたり15分の積載時間を短縮することを期待しているという。

なお、同社はシンガポールチャンギ国際空港でのランプ業務の効率化するためにM300スマートグラスを利用を開始し、2018年中頃までに600人に導入予定とのことだ。