ソフトバンクと華為技術日本は9月8日、5Gエンドツーエンドネットワークが提供する「超高速通信」「超低遅延通信」「エッジコンピューティング」を用いたさまざまなユースケースのデモンストレーションを、パートナー企業向けに共同で実施したと発表した。

超高精細リアルタイム映像伝送のイメージ図。この技術は、遠隔医療、遠隔授業など、さまざまな業界での活用が期待されているとこのこと。

今回のデモンストレーションにおいては、5Gネットワークが提供する超高速通信を用いた超高精細リアルタイム映像伝送、超低遅延通信でのロボットアームの遠隔制御、エッジコンピューティングを用いたGPUサーバーによる遠隔レンダリングなど、さまざまなデモンストレーションを実施。

その結果、超高精細リアルタイム映像伝送のデモにおいては800Mbpsを超える高速通信を実現。また、ロボットアームの遠隔制御のデモにおいてはエンドツーエンドで片道2ms以下の超低遅延通信を実現したという。

なお、同社は、さまざまな取り組みを通じて、5Gの導入に向けたノウハウを蓄積し、2020年ごろの商用サービス開始を目指すとしている。