NTTソルマーレとNTTスマートコネクトは9月6日、NTTソルマーレが提供する電子書籍配信サイト「コミックシーモア」で約80万件のユーザーレビューをNTTスマートコネクトが提供するAI、機械学習を活用することで、感想や評価が類似する作品を抽出し、AIによるレコメンドサービスとして提供を開始すると発表した。
NTTソルマーレはコミックシーモアで約41万冊の電子書籍を取り扱っており、コミックシーモア内でユーザーが多くの作品との出会うことができる場の創出に取り組んでいる。一方、NTTスマートコネクトは西日本のデータセンターを基盤に多様なクラウドサービス、ストリーミングサービスを提供しているほか、これらのサービスを提供する中でデータ収集・分析基盤の提供も行っている。
今回、コミックシーモアにおいてNTTスマートコネクトが提供するAI、機械学習を活用したユーザーレビューデータ分析により、ユーザーに新たな作品との出会いを創出する。具体的には、約80万件のユーザーレビューをAI、機械学習を活用し、作品ごとの感想・評価を分析。同様の読後感が得られる作品を探し出し、従来の作家、雑誌、テーマなどでの検索やレコメンドエンジンでは発見できない、新たな切り口での作品との出会いを創出する。
NTTスマートコネクトは、ユーザーレビューの解析、機械学習による分析、および感想・評価内容を多次元モデル化し、NTTスマートコネクトクラウド環境による高速処理を行う。AIがレコメンドした作品はコミックシーモア内で提供し、レコメンド作品は男性コミック、女性コミックなどジャンルごとにメディア化した作品や売れ筋作品を複数ピックアップし、そのタイトルにひもづく作品を紹介する「人工知能激オシ特集」と、レコメンド作品データがある作品詳細の画面内で確認できるという。