三菱電機は、産業用カラーTFT液晶モジュール「DIAFINE(ダイアファイン)」の新製品として、計測器やハンディーターミナルなどの表示器向けに、高解像度(WXGA;1280×800)、超広視野角(上下左右170°)、広い動作温度範囲(-40℃~+80℃)で、薄型・軽量化を実現した10.1型WXGAのサンプル提供を、10月1日に開始することを発表した。サンプル価格は10万円(税抜)。

三菱 産業用カラーTFT液晶モジュール DIAFINE(形名:AA101TA12)

新製品の10.1型WXGA TFT液晶モジュールの特長は、高解像度(WXGA;1280×800)で多くの情報量を表示できるほか、上下左右170°の超広視野角で視認性を確保し、計測器の設置場所の多様化に対応していること、広い動作温度範囲(-40℃~+80℃)を実現し、厳しい温度環境での使用に対応すること、超高輝度と高コントラストで屋外などの明るい場所での視認性を確保しているなどが挙げられる。

また、フレームの材料および設計の最適化により、従来製品比で約12%の薄型化(厚み8.5mm)と約23%の軽量化(質量310g)を実現し、ハンディーターミナルの表示器にも最適となっている。

その他の主な仕様は、モジュール外寸が231.0×153.5×8.5(mm)、重さは310g。画素ピッチ(mm)は0.1695(H)×0.1695(V)、コントラスト比1000:1、表示色は26万色(各色 6bit)/1677 万色(各色 8bit)。