オリックス・レンテックは、DJI社製の産業用ドローン「MATRICE(マトリス)200 シリーズ(以下、M200シリーズ)」の販売およびレンタルを開始した。

M210-RTK

MAVIC PRO FLY MORE コンボ

M200シリーズは、M200、M210、M210-RTKの3機種のラインアップで、空撮によるエネルギー施設などの点検や検査、建設現場での測量や地図作成など、産業分野での効果的な利活用を行うことを想定したもの。耐候性と防水性を備え、強風時や氷点下など悪天候での飛行を可能にしている。機体には、コンパス、GPSシステム、デュアル内蔵計測ユニット(IMU)、3つの気圧計など20個以上の内蔵センサーが搭載され、あらゆる方向の障害物の自動検知と正確な現在地の取得により、安定した飛行を実現。さらに、バッテリーが2本搭載されたことで飛行時間も拡大したということだ。

M210とM210-RTKは、DJIとして初めて、機体の傾きを水平に補正するジンバルマウントを上向きに設置したことで、機体の上部にカメラを搭載できるようになった。これにより、橋梁や鉄塔、電波塔などの底面や裏側など、あらゆる角度の点検や検査が可能になり、微細な損傷や不具合の特定に役立つという。また、カメラを2台同時に搭載できるため、高性能なズームカメラや赤外線カメラなど、異なる種類のデータを同時に取得し、作業の効率化を図ることができるということだ。

1か月のレンタル料はM200(シングルジンバルモデル)が19万5,800円、M210(デュアルジンバルモデル)32万6,900円、M210-RTK(フルスペックモデル)が53万7,000円。レンタル期間は最短5日から1年で設定が可能となっている。

また、12月31日まで、DJI社製の4K動画撮影対応小型ドローン「MAVIC PRO」とバッテリーやプロペラ、アダプターなどのアクセサリーをセットにした「MAVIC PRO FLY MORE コンボ」が限定販売される。セット販売価格は16万9,800円。購入者には、M200シリーズのレンタル料が最大10%引きとなるキャンペーンも実施されるということだ。