トクヤマMETELは9月4日、従来よりも環境負荷が小さいフッ素系洗浄剤「エルノバV5/エルノバVR5」を発表した。
従来、フッ素系洗浄剤は、引火性がなく、人体に対する毒性が少ないながら洗浄性が高いことから精密機械や半導体の製造などに用いられてきた。しかし、オゾン層破壊の原因物質の1つであるフロンを含むため、その多くが大気への排出規制の対象になっており、より環境負荷の小さな代替洗浄剤の開発が求められていた。
同製品は、オゾン破壊係数0、地球温暖化係数も1未満と環境負荷が小さいながら、難溶性加工油や、水溶性汚れの洗浄にも対応。中でも、脱脂洗浄力は同社の従来品と同等以上だという。
なお、同製品は10月2日より発売予定だ。