ラクスルは9月4日、ネット運送・配送サービス「ハコベル-hacobell-」において、数カ所から最大300ヶ所程度に及ぶ配送先への配送ルートの組み立てにおいて、最も経済的な最適ルートを簡単に作成できる独自のシステムを開発したことを発表した。同日より、同システムを使って経済的に最適なルートを試算するコンサルティングサービスを利用者に無料で開始する。
同システムは、集荷・配送先の住所、荷量、積み下ろしの作業時間がわかれば、それらの情報をもとに、経済的に最適なルートと必要な車両台数、配送の所要時間を簡単に試算できるというもの。あらかじめわかっている集荷先・配送先情報をもとに、担当者がルート組みに膨大な時間を割いている企業や、配送を運送会社に一任しておりルートが最適化されているのかわからないという企業に適しているという。
同サービスを使った実証実験では、配送手配業務にかかる時間が1日3時間から同10分に短縮し、生産性が18倍向上した事例もあるとしている。また、走行距離の減少に伴い、燃料費だけでなくCO2の削減にも貢献することができ、環境に優しい取り組みとして、企業価値向上にも寄与するとしている。