西日本新聞メディアラボは9月4日、米国のベンチャー企業Chalk Digitalとの業務提携により、位置情報を活用したスマートフォン特化型広告配信サービス「LocAD(ロカド)」の提供を開始すると発表した。

同サービスは、位置情報ターゲティングを用いてスマートフォンユーザーへブランド認知/販促広告キャンペーンを実施できるというもの。店舗や商圏の周辺におけるクーポン型広告の配信、イベント会場やコンサート会場など多くの人が集まる場所・特定の時間へのピンポイントな広告の配信、空港や港・駅を中心とした訪日外国人向けの言語指定広告の配信といった利用が可能だ。

利用例

広告配信先はADネットワークを通じて国内では2万以上のモバイルアプリおよびWebサイトが対象となっており、入札状況に応じて最適な配信先へのバナー広告の配信が可能。さらに海外においては10万以上の配信先を対象に、グローバルなADネットワークに接続している。

同サービスは、配信日時、配信ボリューム・単価、配信エリア、配信ターゲット・属性、バナーデザイン、ランディングページ、配信先の全7項目を指定することにより、入稿から最短1営業日で指定日時・エリアに存在するユーザーのスマートフォンに広告を配信できる。また、広告配信後は配信状況がダッシュボードで可視化されるためリアルタイムで効果測定ができ、次の施策に向けたデータの分析も同時に行うことも可能だ。

配信メニューについては、広告予算を預かって配信を行う「代行型」と、直接サービスを導入して広告担当者がプランニング・運用を行う「導入型」の2パターンが用意されている。