ソフトバンク・テクノロジー、サイバートラスト、ミラクル・リナックスは、米ラムバスと基本合意した「セキュアIoTプラットフォーム」が、ミツフジの提供するウェアラブルIoTブランド「hamon」に採用されたことを発表した。
「hamon」は、ミツフジのウェアラブルIoTブランドで、同社は「hamon」を中心としたトータルサービスにより、従業員体調管理、健康経営管理など、極めて高い機密性が求められる個人情報を扱うソリューションを提供している。
「hamon」では従来、着衣型生体センサーから取得したデータを、Bluetoothによりスマートフォン経由でクラウドに収集していたが、今後リリースされるWi-Fi型トランスミッタによって、スマートフォンを経由せずに直接クラウドにデータを送れるようになり、より幅広い環境で、柔軟な利用が可能になるという。
その一方で、外部ネットワークからの脅威を防ぐため、脆弱性の対応としてソフトウェア更新や端末認証などのセキュリティ強化の仕組みが必要になる。今回採用された「セキュアIoTプラットフォーム」によって、Wi-Fi型トランスミッタの製造段階から電子認証情報をセキュアに格納し、認証システムと連携することで、真正性の確認が取れている機器へのみクラウドサービスを提供できるようになるほか、OTA(Over the Air)で、更新ソフトウェアが安全に配信される仕組みを実現するということだ。
また、同システムでは、高い信頼性と柔軟性に注目し、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム 「Microsoft Azure」が採用される。これに伴い、9月1日開催の日本マイクロソフト主催「Japan Partner Conference 2017 Tokyo ~ Inspire Japan!」東京会場のキーノートにて、同システムについての発表が行われる。なお、製品への実装は、2018年初頭を予定している。