NTTテクノクロスは8月30日、スマートフォンなどの情報端末間で情報を共有できる双方向サイネージである「BizFront/RIC」(ビズフロント/リック)において、SNS連携やチャット連携などオプション機能4種類を販売開始した。
新たに販売開始したオプション機能は、SNS連携、チャット連携、最適コンテンツ配信、災害時対応(災害時画面自動切替/タブレット情報共有)。これらにより、双方向サイネージによるコミュニケーション活性化やサイネージの視聴意欲の向上、災害時の円滑な施設運営に貢献するとしている。
SNS連携では、運用者はユーザーがSNSに投稿した写真などの旬な情報をサイネージに配信し、視聴者は投稿の付加情報を手元のスマートフォンで閲覧が可能。
サイネージでの情報発信に加え、SNSの情報提供が可能になったことにより、従来は提供者の負担となっていたコンテンツ製作の負担を軽減しつつ、SNSによる視聴者の反応を取得することで視聴者間のコミュニケーション活性化に貢献するという。価格は、ディスプレイ1台当たり月額9800円(税別)。
チャット連携に関しては、サイネージは社内の周知事項を表示するなど、オフィス内の情報発信ツール(オフィスサイネージ)としての利用なども増加しているため、同社のチャット製品である「TopicRoom」と連携し、運用者がサイネージで情報発信すると自動的にオフィス外の社員のスマートフォンにインストールしたチャットにも情報発信する。運用者は、オフィス内外を意識することなく同時に情報発信可能であることから、オフィス外にいる社員への周知を可能としている。価格は、スマートフォン1台当たり月額750円(同)。
最適コンテンツ配信では、天候や時間帯、商品の売上状況などの条件からサイネージに表示するコンテンツを動的に変更できるAPIを提供する。同機能により、運用者があらかじめ設定した条件を基に、視聴者やその場の状況に応じた最適なコンテンツを動的に表示するカスタマイズが可能になるという。価格はディスプレイ1台当たり月額1万円(同)。
災害時対応のうち災害時画面の自動切り替えでは、災害などの緊急時に緊急情報提供システムと連動し、自動的にサイネージの画面を緊急情報画面に切り替えられる。価格はディスプレイ1台当たり月額5000円(同)。
また、タブレット情報共有では、タブレットが専用サーバの代わりとなってタブレット間での情報収集を行い、サイネージに情報の表示が可能。これにより、災害向けに専用サーバを準備する必要がなくなり、より安価にシステム構築可能になるとしている。価格は、タブレット2台当たり月額1万円(同)。