富士通は8月30日、9月9日に阪神甲子園球場で阪神タイガース主催により行われるプロ野球「阪神タイガース 対 横浜DeNAベイスターズ」戦のゲームスポンサーとして協賛すると発表した。同試合は「富士通デー」として開催され、時間や場所に応じてさまざまなコンテンツを自動的に利用可能にする同社の「プレイスサービス」を活用し、来場者だけがスマートフォンで簡単に参加できるイベントを実施するという。
イベント開催に伴い、8月30日から、スマートフォン向けアプリケーション「富士通デーイベントアプリ」を、Google PlayおよびApp Storeで無償配信する。試合当日、スマートフォンに専用アプリケーションをインストールした来場者が、スマートフォンを振ってアプリケーションの画面を阪神タイガースのチームカラーである黄色と黒に交互にシャッフルさせるスマホシャッフルイベントに参加することで、プレゼント抽選権を獲得する。
試合翌日、参加者に抽選結果を通知し、当選者にはNTTドコモのソーシャルギフトサービス「ギフトコ」の商品をプレゼントする。イベントを通じて、同社は参加者の年代、性別、居住地域、来場回数、イベント参加状況、アンケート回答結果などの情報を個人が特定されない形で収集し、行動を分析するとともに、当選した商品の引き換えによる店舗への誘客効果などを検証する。
同社はイベントでの検証結果を活用し、場所、時間などに応じた顧客ターゲティングによるデジタルマーケティングの実現を目指すとともに、スポーツをはじめとする大規模イベントならではの高揚感や一体感を体験できるサービスにより、参加者だけでなくイベント事業者やスポンサーに価値を提供する、ICTを活用した新たなビジネスモデルを検討していく方針だ。