フレクセラ・ソフトウェアは8月29日、ソフトウェアサプライチェーンにおける問題の解決に向けたマイクロソフトとの協業を発表した。両社は購入、配置、使用したソフトウェアの数量の透明性を高め、可視化を図るという。

今回の協業では、マイクロソフトの「Intelligent Asset Manager」とフレクセラのソフトウェア資産管理(SAM)ソリューションである「FlexNet Manager Suite」と連携させることで、ユーザーは所有するマイクロソフトのソフトウェアの種類や配置済みか否か、使用権の有無を把握できるという。

このサービスにより、マイクロソフトとそのユーザーの双方が合意した信頼できる基準値である「有効ライセンス・ポジション」(マイクロソフトのSAMが提供するレポートの1つで、顧客が所有するマイクロソフト・ソフトウェアの配置とライセンス保有状況を比較。これにより、配置数とライセンス保有数に差がないか、未活用の領域がないかを特定することができる)を確立するとしている。

サービス完了後、マイクロソフトのユーザーはフレクセラの専用プログラムにより、「FlexNet Manager Suite」経由で新たに合意した有効ライセンス・ポジションの基準値を取り込み、マイクロソフト製品のライセンス状態を継続的に管理できるという。なお、同ソリューションはマイクロソフトのパートナーも利用を可能としている。