双日、アイ・サイナップ、京セラコミュニケ―ションシステム(KCCS)は8月28日、新無線通信技術「LPWA」の1つであるIoTネットワーク「Sigfox」を活用した物流IoTサービスの提供において、協業を開始したと発表した。
低消費電力、長距離伝送が可能なグローバル通信規格である「Sigfox」は、日本ではKCCSが事業者となっており、今後、2018年までに60か国に拡大する予定という。同サービスでは、「Sigfox」を用いることで、「通信料」「電源」「通信基盤(エリア)」の制約により、データ収集・分析ができなかった物流アセットの位置・稼働状況の事業者間での連携および、貨物の発送情報・積載情報などを荷主/ドライバー間でシェアするサービスに焦点を当て開発・提供を進める。
また、同サービスにおける各社の役割は、以下のようになっている。
- 双日 :Sigfoxを活用した物流IoTサービスの提供
- アイ・サイナップ :Sigfoxに対応したセンサ・デバイス開発
- KCCS :Sigfox無線基地局の設置およびネットワークサービスの提供
なお、同サービスは、8月29日~30日の間、東京ビッグサイト開催される「ロジスティクスソリューションフェア2017」にSigfoxのGPSデバイスを参考出展される予定。さらに、現在、改良と検証を行っており、2017年度は実証運用の推進と仕様の確定を実施し、2018年度内の実用化を目指すとしている。