オンキヨーは8月23日、OEM事業において、加振器を用いた高品質な音声/音楽再生を可能にする技術やノウハウを活用し、今後AI、IoT対応が進むと予想される家電や住宅用建材などの新規事業分野に向けたソリューションの提案を開始したことを発表した。

音声や音楽再生の方法としては、一般にスピーカーユニットを利用されるが、振動を利用して音を出す、加振器を用いられることもあり、同社は音楽再生用の加振器の研究開発にも長年携わっている。

また、同社ではAI機器の中でも特に音声認識に対応した製品が大きな注目を集めていることとIoT製品の需要増加から、防水性、気密性が必要な空間や、壁埋め込み、天井埋め込みなど、従来型スピーカーの搭載が外観上難しい環境下でも音を発生させることが必要になるとしている。

そこで、このような今後拡大するAI、IoT対応の需要に向け、加振器の開発および加振器取り付け場所におけるあらゆる環境に適した最適化を行う技術やノウハウを活用した、高品質な音声/音楽再生を実現できるソリューションの提案を行い、家電や住宅産業など新事業分野への事業拡大を推進していくという。

スピーカーと加振器の音放射の違い