三谷産業は8月22日、車載向け樹脂成形品や電子部品の製造・販売を行う樹脂・エレクトロニクス事業の拡大のために、広島事業所を新たに建設・移転すると発表した。同事業所は広島営業所と、技術力向上・新工法の具現化を主導するトライアルセンターで構成される。
同社グループの樹脂・エレクトロニクス事業では、樹脂成形品の量産や、それを電子部品と組み合わせた複合ユニット製品の製造をベトナムの工場で行っている、そこで不良を出さないためには量産の前工程にある生産準備の徹底が欠かせない。そのため、技術力向上・新工法の具現化を主導する施設として、トライアルセンターを設置している。
今回、広島で新設・拡大するトライアルセンターでは、従来の機能に加え、金型製造のリードタイム短縮への取り組みや、治具の試作・共通化、今後本格生産する複合ユニット製品の試作・検証などの機能を強化していく。
なお、新拠点の竣工予定は2018年3月となっており、設備投資額は5億円。建物は地上3階建て、延べ床面積は現拠点より73%増となる1,455m2となる。