村田製作所は8月23日、磁気センサのラインアップを拡充し、AMRセンサのアナログ出力タイプとしてMRESシリーズを商品化したと発表した。同シリーズはすでに、工作機械のロータリーエンコーダを主な用途として7月から量産を開始している。
AMRセンサは磁気抵抗素子を用いた磁気センサ。モーターの回転軸などに磁石を取り付け、これに近接させることで回転や変位を検出することができる。
工作機械などのロータリーエンコーダには小型・低消費が求められている。そのようなニーズに応えるため、同社では高抵抗なAMR素子によるアナログ出力タイプのMRESシリーズを開発し、これまでのICを内蔵したデジタル出力タイプ(磁気スイッチ)と併せてAMRセンサのラインアップを拡充した。
なお今後は、工作機械をはじめ各種工業機器のエンコーダへの拡販を目指していくとしている。