富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は、川崎市とセイコーエプソンの協力のもと、ダイバーシティ・コミュニケーションツール「FUJITSU Software LiveTalk」とエプソンのスマートグラス「MOVERIO」を組み合わせた新たなコミュニケーションツールの活用例として、プラネタリウム鑑賞での実証実験を実施することを発表した。開催場所は神奈川県・川崎市多摩区の「かわさき宙と緑の科学館」(川崎市青少年科学館)内プラネタリウム。実施日は9月17日で時間は1回目が10時30分~、2回目が13時~。上映時間は約45分。

この実証実験は、川崎市のウェルフェアイノベーションの企業間共創型プロジェクトにより実現したもの。音声言語を文字言語化する「LiveTalk」と、スマートグラス「MOVERIO」を組み合わせることで、LiveTalkで文字言語化されたプラネタリウム館内での生解説の音声言語情報を利用者が装着したMOVERIOに映し出し、宇宙の星空を見ながら生解説の言葉をテキストで確認することができるようになる。

また、同社はこの実証を通じて、聴覚障がいの有無に関わらず、音声言語を文字言語化して情報を提供する新たなコミュニケーションツール活用での価値を生み出すとともに、他の分野への活用への広がりにも期待しているとしている。

なお、鑑賞料金は無料で、募集人数は各回10組20名。対象は小学校5年生以上で、希望者は川崎市ホームページや郵送にて申し込む。応募者多数の場合は抽選:聴覚障がいのある人を優先)。応募締め切りは9月5日(必着)となっている。