Avastは8月22日、同社のグローバル・レポート「Avast Android App Performance & Trend Report(2017年1月~3月版)」(日本語)を公開した。
同レポートによると、2017年第1四半期に人気が高かったスマートフォンのランキングの第1位はSamsung Galaxy S5 Duos 4G LTE-Aだったという。Samsung S6とS7が市場シェアを拡大し、同社のユーザーベースでは、2016年第1四半期から2017年第1四半期の間にSonyの市場シェアが約30%縮小したという。
また、同レポートではバッテリー寿命、ストレージ容量、データ通信量をへの影響から判断し、「大量のリソースを消費する」とされるアプリを特定している。
今回、前回の調査では見られなかったGoogle Play Music、Google Talkback、Google Docs、SHAREit、Samsung Media Hub、Piano Tiles 2が新たにランクインしているという。
同社は、今回のレポートで特筆すべきアプリとして、Google製アプリを挙げている、その理由は、「起動時に自動的に起動するアプリ」と「ユーザーが任意で実行するアプリ」の両方のワースト10ランキングの中で、合計8種類ものアプリがランクインしているからだという。
Samsungも上記の2つのランキングで自社アプリが合計7種類ランクインしているが、その理由として、GoogleとSamsungのアプリがAndroidデバイスの大半にプリインストールされていることが指摘されている。
一方、「最も改善されたアプリ」は、Snapchat、Facebook、Spotifyの3つとなった。これらは以前、ユーザーが任意で実行するアプリ、起動時に自動で起動するアプリのパフォーマンス消費部門で、ワーストランキングに入っていたが、今回の調査で改善されていることがわかったという。