インターネットサービスやソフト開発を行うDayzは18日、同社が提供するWebブラウザ「Kinza」の最新版となる「Kinza 4.1.0」を公開した。対応OSは、Windows 7/8/8.1/10、macOS 10.11, 10.12。公式Webサイトからダウンロードできる。
Kinzaは、Google Chromeを支えるChromiumをベースに同社が開発するブラウザで、多彩なマウスジェスチャーやショートカットキーの設定、選択テキストの上/下/左/右4方向へのドラッグ&ドロップでアクション設定を行う「スーパードラッグ」などシンプルながら操作のカスタマイズ性を特徴としている。豊富なアクションや操作を組み合わせることで、自分にあった使いやすい操作のブラウザを構築できる。6月にはユーザーの声も多かったというWindows 64bit版を公開するなど、バージョンアップを重ねている。
18日にリリースした「Kinza 4.1.0」では、中国語へのローカライズに対応。OSのロケール設定に応じてインタフェースが日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)へと自動選択される。ロシア語、タイ語、ウルドゥー語、ベトナム語、ドイツ語への対応を図り国際化を進める予定で、ユーザーとソフトウェアの翻訳作業を進めるための特設サイトも開設している。そのほか、印刷倍率の設定、ベースとなるChromium 60へのアップデートが行われている。