18日、コクヨは同社の@TovasとJBCCのQanat 2.0の連携を可能とする「Qanat 2.0 @Tovasアダプター」を9月1日から提供することを発表した。JBCCが提供するQanat 2.0(カナート)は、企業内のシステムデータを抽出。ノンプログラミングで他のシステムへと連携できる形に変換・加工ができる。RDBからExcel、CSVやXMLにSalesforceやkintoneのデータもアダプターを介してやりとりでき、多様なデータをマッパーと呼ばれる画面で"結線"、データを直感的につなぎ合わせ、条件分岐やエラー処理、四則演算や型変換などもアイコンやGUIのドラッグ&ドロップで操作できる。システムが異なる数多くのデータを柔軟に取り扱えるようになるのが特徴だ。
Qanat 2.0の結線画面(JBCC公式サイトより) |
@Tovas(公式サイトより) |
一方、コクヨが提供する@Tovas(アットトバス)は、帳票・伝票の電子化や自動化を促進するクラウドサービスで、APIによるシステム連携など帳票の生成から伝票配信という著しくやっかいな業務を正確に、そして自動的に行えるものだ。ファイル送信はもちろんFAXやオプションでの郵便にも対応するマルチアウトプットも魅力となる。18日、コクヨは、同社の@TovasとJBCCのQanat 2.0との連携を可能とする「Qanat 2.0 @Tovasアダプター」を9月1日から提供することを発表した。
「Qanat 2.0 @Tovasアダプター」により、Qanat 2.0が対応するオンプレミス/クラウド、社内/外の数多くのデータから繋いだ帳票データを@Tovasのファイル送信やFax送信などと連携できる。請求書や納品書など企業活動に不可欠な帳票類の配信をシステム化、自動化することが可能になるため、作業担当者の負荷軽減、業務の属人化を解消するなど、企業の働き方改革への寄与も期待できる。なお、「Qanat 2.0 @Tovasアダプター」の価格は税別345,000円となる。