ソニーは8月17日、ディープラーニングのプログラムを生成できる統合開発環境「Neural Network Console」の無償提供を開始したと発表した。
現在、一般的なディープラーニングのプログラム生成の際は、ニューラルネットワークの構造をプログラムのコードで記述し、その関数ブロックを組み合わせることで構築している。
同ツールは、こうした従来の構築方法を簡便な形でGUI上に表現できるようにしたもの。具体的には、コンソールソフトウェアの画面上に、コンポーネントの形であらかじめレイヤー(関数ブロック)が用意されており、それらをGUI上に自由に配置することでニューラルネットワークを構築ができるため、プログラム開発の効率を改善できるという。また、ディープラーニングの初心者には、コアライブラリの機能を視覚的に確認しながら短期間で技能の習得ができるとしている。
なお、同ツールはWindows8.1/10(64bit)に対応。同社のWebサイトにて登録したメールアドレス宛てに送られてくるダウンロードリンクをクリックすることで、入手可することが可能だ。