Mobike(モバイク)は、8月22日にローンチイベントを開催することを発表した。会場は札幌市の中心部にある「札幌市北3条広場(アカプラ)」およびニューオータニイン札幌。本件が同サービスの日本における初のローンチとなる。
Mobikeは、中国で爆発的にシェアを伸ばしているレンタル自転車サービス。返却する駐輪場の指定が無く、目的地で乗り捨てできるのが大きな特徴と言える。自転車にSIMカードを搭載することでGPSによる検索を可能としており、利用時は専用アプリで近隣にある自転車を探して、QRコードのスキャンで解錠する。運営は、2017年6月に設立した日本支社であるモバイク・ジャパンが行う。
今回日本で初めてサービスを開始することになった札幌市では、ドラッグストア事業を行う「サッポロドラッグストアー」、コンビニエンスストアチェーンのセイコーマートを運営する「セコマ」、白い恋人などを製造する菓子メーカー「石屋製菓」、ビル・不動産管理の「藤井ビル」など、地域に根ざした企業の協力のもとにMobike駐輪スペースを設置することに加え、多様な企業とパートナーシップを組む意向だ。2017年6月に日本でのローンチに先駆けた会見で、「行政の私有地や民間企業パートナーのスペースにおける駐輪許可を発行することで、街中での自在な駐輪を実現する想定」と語られた通りの内容となっている。
また、札幌市、さっぽろ産業振興財団、No Maps実行委員会と連携し、モバイクから生まれるビッグデータを「札幌市ICT活用プラットフォーム」へ提供する協議を進めているとのこと。なお、サービス開始するエリアの詳細、利用価格やビジネスモデルなどは同イベントにて公開されるとのこと。