ソフトバンクは、LPガスメーターからのデータ取得するための通信ボードの開発に着手し、2018年度中の商用化を目指すと発表した。今後はソフトバンクのIoTプラットフォームと連携しサービスを提供するという。
この通信ボードは次世代IoT通信方式に加え、現在ガスメーターとの接続で用いられているNラインおよびUバスのインタフェースを持ち、さらにガスメーター間の通信方式のUバスエアにも対応。同一の通信ボードでガスメーター間のローカルネットワークとモバイル通信の2つの異なる通信が可能。さらに内蔵アンテナを搭載しているので別途アンテナを取り付ける必要がないという。
また、低消費電力化にも取り組み、電池による10年以上の長期駆動の実現を目指す。さらに、遠隔でガスの使用を止めるなど、ガスの安全、安心サービスで必要となる双方向通信も可能だという。
同社では、本通信ボードを搭載した装置を利用することで、自動検針データの活用による検針業務の合理化やLPガス容器の配送業務の効率化が実現できるようになるほか、保安情報やさまざまなメーター情報を双方向で取得することができるため、ガスの遠隔遮断などの保安サービスやガス使用情報に基づいた付加価値サービスの創出が可能になるとしている。