PALTEKは、スカイロボットが発表した赤外線サーモグラフィカメラBosonを搭載したヘッドマウントディスプレイ「Boson/スカイスカウタ―IR」(以下 スカイスカウターIR)の開発を支援したことを発表した。
スカイロボットが開発した「スカイスカウターIR」は、FLIR社の赤外線サーモグラフィカメラ「Boson」を搭載したヘッドマウントディスプレイ。285gと軽量で手を使わずに赤外線映像を確認できるため、夜間など視界不良の環境下における人命救助や消防作業、点検作業、警備監視作業、野生動物観察などに活用できるという。
赤外線映像は特殊であるため、専用のソフトウェアを用いる必要があり、PALTEKはFLIRの技術パートナーとして積み上げてきたその技術やノウハウを活かして、「スカイスカウターIR」用のアプリケーションソフトや専用ビューアなどのソフトウェア全般の開発を行った。
今後、PALTEKはスカイスカウターIRの量産製品の開発支援だけでなく、FLIRの赤外線カメラモジュールを活用したものづくりを支援していくとしている。
スカイロボットの代表取締役社長 貝應大介氏は次のように述べている。 「今回、PALTEKにBoson/スカイスカウタ―IRのソフトウェアを開発していただき、とても感謝しています。私たちの“ロボット・ソリューションによる未来社会への貢献”というミッションを実現する上で、FLIR社の赤外線カメラ製品はロボット・ソリューションの幅広い展開を可能にする、重要な製品であると認識しています。その赤外線カメラモジュールの活用する製品開発において、PALTEKというパートナーと共に、今後も世の中の役に立つソリューション開発を推進してまいります。」
一方、PALTEKの代表取締役社長 矢吹尚秀氏は、次のようにコメントしている。「今後の社会の変化を見据えるとドローンの活躍の場は大きく広がってくると考えられます。その中で産業用ドローンのパイオニアであり、先進的な製品やソリューションに挑戦し続けているスカイロボット様の製品開発に携わることができ、たいへん嬉しく思います。当社は、長年にわたるFPGA開発の経験や画像/映像ソリューション提供の経験をベースに、今後もFLIR社の赤外線カメラモジュールを中心とした商品開発を強化してまいります。」