トヨタ自動車とPreferred Networks(PFN)は8月4日、自動運転技術などモビリティ事業分野におけるAI(人工知能)技術の共同研究・開発を加速させるため、トヨタがPFNに追加出資することで合意した。追加出資の金額は約105億円で、トヨタはPFNが第三者割当増資により発行する株式を引き受ける。
両社は、2014年10月から共同研究・開発を実施しており、関係強化を目的に2015年にトヨタがPFNに約10億円を出資した。これまで、物体認識技術や車両情報の解析技術などについて共同研究・開発を実施してきたが、今回、両者の関係をさらに強化し、共同研究・開発を加速さていくとしている。
トヨタは、自動運転をはじめとした、次世代のモビリティ社会の実現に向けた技術の研究開発に取り組んでおり、PFNが持つ知能化関連技術(機械学習、深層学習、ビッグデータ処理など)は、トヨタにとって必要不可欠であるという。
今後、次世代のモビリティ社会の実現に加え、誰もが安心して安全・自由に暮らすことができる社会の実現を目指した新たな技術・商品・サービスの企画・開発を進めていく方針だ。