fossBytesに8月1日(米国時間)に掲載された記事「Google's Inbuilt Ad-Blocker Comes To Chrome Canary」が、Android向けに提供されている開発版Chrome「Chrome Canary」に試験機能としてアドブロック機能が追加されたと伝えた。2018年には、正式な機能としてChromeに導入されるものと見られる。
アドブロック機能は「Better Ads Standards」に準拠しない広告をブロックするというもの。Better Ads Standardsは、オンライン広告やインタラクティブ広告の改善を目的とした団体「Coalition for Better Ads」が定めた広告基準。
この機能を試してみるには、Google Playから「Chrome Canary」をダウンロードして設定から機能を有効にする必要がある。Googleは今年6月、アドブロック機能をChromeに搭載する計画であることを発表しており、計画通りに機能が取り込まれたことになる。
アドブロックはブラウザエクステンションの中でも特に人気が高い。Firefoxのシェアが爆発的に増えていった時期、同ブラウザのシェア増加に一役買ったのもこうしたアドブロック・エクステンションだった。
Google Chromeは現在、デスクトップとモバイルの双方に対し大きな影響力を持っている。Chromeに取り込まれるアドブロック機能が、ほかの主要ブラウザに取り込まれるかどうかが注目される。