日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は、小型ディスプレイアプリケーションを低価格プロセッサで実装可能とする、0.2型DLPチップセット「DLP2000」、ならびに同チップセットを搭載した99ドル(参考価格)の評価モジュール「DLP LightCrafter Display 2000 EVM」を発表した。

同チップセットおよびEVMは、モバイル・スマートTV、ピコ・プロジェクタ、デジタル・サイネージ、スマート・ホーム向けプロジェクション・ディスプレイ、スマートフォンやタブレット、制御パネルやIoTのディスプレイ・ソリューションをはじめとした、各種のフリー・フォーム・ディスプレイ・アプリケーション向けに開発されたもの。中でもEVMは、デュアルコネクタを採用しており、BeagleBone Blackといった安価な開発ボードに対応するほか、最大24ビットのRGBに対応するGPIO(汎用入出力)駆動のビデオ・インタフェースを備えた多様なプロセッサをサポート。プログラミングを簡単にするソフトウェア・ドライバ群やBeagleBone Black向けコード例も付属しておりエンジニアが、簡単にDLPを用いたシステムの設計を開始することを可能としている。

なお、DLP2000の単価は19.99ドル(参考価格)で、EVMともども、同社のオンラインストア、もしくは販売特約店からすでに購入することが可能となっている。

DLP2000を搭載した評価モジュール「DLP LightCrafter Display 2000 EVM」の外観