エイチ・アイ・エス(H.I.S.)のグループ会社であるH.I.S.ホテルホールディングスは8月1日、愛知県蒲郡市にあるテーマパーク「ラグーナテンボス」の隣接地に、「変なホテル ラグーナテンボス」を開業したことを発表した。
同ホテルは、先進技術を導入し、ロボットを活用したホテル。2015年7月に長崎県ハウス テンボスに初号棟を開業し、「初めてロボットがスタッフとして働いたホテル」としてギネス世界記録にも認定された。
このたび、3号棟として東海地区に初めて開業した「変なホテル ラグーナテンボス」は、テーマパーク「ラグナシア」初の直結ホテルとして設立された。テーマパークに隣接した同ホテルは、エンタテインメント性に特化し、単なる宿泊施設としてではなく、「ワクワクできる仕掛け」が取り入れられているという。なお、ラグーナテンボス直結ホテルとしては、ラグーナテンボス直営の「ホテル ラグーナ ヒル」に次いで2つめの施設となる。
吹き抜けのロビーでは、全長7メートルの巨大な恐竜がリアルな動きと鳴き声で出迎えてくれるほか、夜にはティラノサウルスと土ボタルをイメージした幻想的な音と光のショーを鑑賞できる(1日3回上映)。併設の水槽には古代魚シーラカンスのロボットが遊泳している。
また、フロントでは、ティラノサウルス母子2頭のロボットがフロント業務を行う。日本語、英語、中国語、韓国語の4言語に対応し、日本語は音声認識にて、その他の言語はパスポートにてチェックインできる。 客室はカードキーで、チェックイン・チェックアウト・清算はすべてロボットが対応する。
さらに、客室には日本語、英語、中国語、韓国語の4言語に対応した客室ロボットを導入し、リモコン機能や天気案内、ラグーナテンボスのイベント案内などを行う。そして、ルームサービスもロボットが配達するほか、お土産などのオーダー物品も部屋まで届けてくれる。なお、到着と開錠パスワードは連携した客室内ロボットが知らせてくれるということだ。
このほか、ホテルアメニティとして無料のスマートフォン「handy」が用意される。通話料金が無料で、国内だけでなく海外にも自由に電話を掛けることができる。 宿泊中はラグーナテンボスに持ち出すことも可能で、施設の割引クーポンなどをプッシュ通知で知らせる機能も搭載されている。