IoTおよびビジネスアプリケーション向けコードフリーアプリ開発環境+ランタイム環境であるIQPを開発、提供するIQP Corporation(日本法人:日本IQP)は7月31日、GEデジタルに買収されたと発表した。これにより、GEの産業用IoTプラットフォームPredix(プレディックス)を基盤としたアプリ開発ツールであるPredix Studioは、IQPと連携することにより、アプリ開発とその可視化機能が強化されるという。

今回、IQPが加わり、Predix Studioはアプリケーション開発のための統合的なワークフローを提供可能とし、GEデジタルは従来のシステム開発者以外の人にも、IoTアプリケーションの開発を可能にする仕組みを提供することができるとしている。GEデジタルは産業用IoTの顧客に付加価値の提供を行い、新たに開発するアプリケーションのTime-to-Marketを早めることを可能とする。

IQPの開発環境は、ウェブベースの視覚的なプログラミングインタフェースとデザインテンプレートを使い、ウェブアプリケーションを構築することができ、それらのアプリはPC、タブレット、モバイルでの使用に最適化されているという。

今後、Predix Studioと連携することにより、ユーザーに対してPredix Studioのアプリコンポーネントをドラッグ&ドロップで追加することができる機能を提供していく方針だ。

同社は、IoTのイノベーションを促進することであり、それによりユーザーは組織内にIoTを取り入れ、従来のM2MプロセスにROIをもたらし、IoTによる新たな収益源/儲かる仕組みの構築に貢献することができるという。