7月25日(協定世界時)、約8年ぶりにGNUstepの最新版となる「GNUstep 2.5」が公開された。GNUstepはOPENSTEPおよびCocoaフレームワークのフリー実装系。公開されたイメージはLiveCDの形式で提供されている。ウィンドウマネージャとしてWindow Makerが採用されているほか、アプリケーションデザイン環境としてGormなどが含まれている。
GNUstep 2.5の主な特徴は次の通り。
- Debian 9.0ベース(Linux 4.9)
- 起動システムとしてsystedではなくinitを採用
- Emacs、GCC、Clang、bash、zshなどを同梱
- Nginx、Knot、dropbear、xrdpなどを同梱
- Gorm.app、Chess.app、FontManager.appなどを同梱
- Protracker、Mr.Boom、Grafx2などを同梱
MacやiOS以外でObjective-Cを使ったプログラミングを行う場合、GNUstepは選択肢の1つとなる。Objective-CはMacやiOS向けのアプリケーション/アプリ開発目的で大きくシェアを伸ばした。しかし、iOS向けのアプリ開発は、Swiftの登場によりObjective-CからSwiftへ大きく移行しつつある。