アライドアーキテクツは7月27日、近年需要が増している日本企業の中国向け越境EC市場への進出、および訪日中国人向けのプロモーションにおいて、在日中国人SNSユーザーのクチコミを活用し中国本土への情報発信を行うプロモーション支援サービスの提供を開始するため、独自の在日中国人SNSユーザーネットワークを構築したことを発表した。

今後、より自由度が高く幅広い中国向けプロモーション支援が可能となる。

この在日中国人SNSユーザーネットワークは、企業のプロモーションの活用手法として、主に「在日中国人アンバサダープロモーション」と「在日中国人マーケティングリサーチ」の2つのプランがある。

「在日中国人アンバサダープロモーション」では、企業の商品・サービスを試した感想を「微博」「微信」などの中国のSNSに投稿、その後、中国向けSNS広告配信プラットフォーム「WEIQ」を活用し投稿された記事を拡散する。

実際に日本で生活しているからこそ知っている日本の人気商品・サービスの情報が、在日中国人から本土のフォロワーに対して発信されることで、企業は日本にいながらにして中国に向けたプロモーションを実施することができる。

また、日本では人気があるにも関わらず中国では認知が低い商品について、「WEIQ」を活用し記事を拡散することで認知のきっかけを作ることも可能。

なお、投稿される記事には企業が指定するハッシュタグ等の記載を徹底し、企業がスポンサードするプロモーション記事であることをほかのユーザーに明示した上で拡散を行う。

「在日中国人マーケティングリサーチ」では、SNS上で影響力を持つ在日中国人が参加する座談会やイベントを開催し、越境ECにおける市場調査や中国向け商品開発のためのリサーチが可能。日本国内において、日本語での開催が可能なため、スピーディーに低コストで実施することができる。

同グループでは、日本および中国で活躍するインフルエンサーを支援するVstar Japanの事業や、中国国内で影響力を持つインフルエンサーの情報発信力を活用した「WEIQ」などすでに展開しているサービス・事業に加え、この度のネットワーク構築により、在日中国人によって日本企業の商品・サービスの良さをクチコミを通じて発信するという新たな選択肢を用意することで、中国向けプロモーションの多様なニーズに応じた最適なソリューションの提案が可能となった。

独自のインターネット文化が発展する中国市場において、日本企業の効率的で効果的な中国向けプロモーションをグループ全体で支援していく。