Microsoftは2017年7月25日(現地時間)、自社パブリッククラウドであるMicrosoft Azureで稼働するWebアプリケーションなどで利用するドメイン管理ツールである「App Service domain」を本日からプレビュー版として公開したことを、公式ブログで発表した。Azureポータルから、Webアプリケーションやトラフィックマネージャ、仮想マシンなど、Azure DNSでホストされるドメインの作成や管理が可能。以前から同様の機能は実現可能だったが、App Service domainの登場で管理者の負担は大きく軽減される。
基本的にはAzure DNSを利用し、ドメイン管理を行うがApp Service domainからはサブドメインの管理と割り当てや自動更新機能を備えているため、セキュリティやパフォーマンス、信頼性の向上につながるだろう。また、最初の5日間までは無償キャンセルも用意する。
利用できるドメインは「.com」「.net」「.co.uk」「.org」「.nl」「.in」「.biz」「.org.uk」「.co.in」のTDLに限られ、レジストラがプライバシーをサポートしていない「.co.in」「.co.uk」などの除いたTDLでは、Privacy Protection(プライバシー保護)機能は無償で含まれる。
阿久津良和(Cactus)