セブン‐イレブン・ジャパンとNECは7月26日、全国のセブン-イレブン約1万9600店舗に昨年度導入した発注端末(GOT:Graphic Order Terminal)を活用した新機能を共同で開発し、2017年7月から本格導入することを発表した。

新機能では、GOTの内蔵カメラを活用して商品の陳列状況を店舗内で共有することで、従来メモや口頭で共有されていた情報を具体的かつ正確に把握できるようになった。これにより、発注業務における商品販売数などの仮説検証の精度向上を目指す。

また、これまで紙で作成していたセブン-イレブン店舗の運営に重要な従業員向けの教育・研修コンテンツや、店舗マニュアルをデジタル化しGOT画面上で確認できるようにすることで、情報更新・管理が容易になるとともに、従業員が作業をしながら参照できるようになるなど、店舗における生産性向上を図るとしている。

店頭でのGOT活用イメージ

今回の機能強化を通じて、店内業務や従業員教育の効率向上を図り、加盟店の"働き方改革"も促進させる。

将来的には、本端末とAI・IoT技術を組み合わせることで、店舗設備管理との連携や従業員の習熟度管理、多言語化など外国人従業員への対応も検討していくという。