VR(バーチャルリアリティ)/MR(複合現実)/AR(拡張現実)事業を手掛けるアイデアクラウドは7月25日、GoogleのAR技術「Tango」を利用し、様々な計測や空間の3Dスキャンなど、誰でも手軽に行えるAndroidアプリ「HakaruAR」を、Google Playにて提供・販売を開始したことを発表した。

「HakaruAR」の「計測モード」は、測りたい場所をタップしていくだけで距離を計測できる機能で、複数距離や面積の計測もできる。有料版では、計測後にカメラを通じて、計測結果と計測対象とともに、写真として保存することができる。

「3Dスキャンモード」では、様々な視点モードを切り替えながら空間をスキャンし、3Dデータを作成することがことができる。有料版では、計測後データを端末内に保存し、3DCGデータ(.obj)としてエクスポート可能だ。

計測モードの様子

3Dスキャンモードの様子

「HakaruAR」は、機能を試すことができる制限付きの無料版で公開され、計測モードは240円(税込)/月、3Dスキャンモードは3,560円(税込)/月のサブスクリプションでのアプリ内課金で提供している。また、「エンタープライズ版」の提供も実施しており、企業の課題に合わせてカスタマイズを行うことも可能だ。