MozillaのDietrich Ayala氏は7月21日(米国時間)、「The New Firefox and Ridiculous Numbers of Tabs - Dietrich Ayala」において、Quantum Flowと呼ばれる性能改善の取り組みの結果、大量のタブを扱う場合のパフォーマンスが圧倒的に向上したと伝えた。1500個といったレベルのタブを使っているユーザーにとっては素晴らしい成果が実現したと言える。
記事では、1691個のタブを開いた状態でのFirefoxの起動時間と消費メモリをFirefox 20からFirefox 56にかけて掲載。Firefox 55と56の起動時間はこれまでのFirefox史上最も高速化していることを確認できるほか、メモリの使用量が大幅に減っていることを確認できる。
The New Firefox and Ridiculous Numbers of Tabsより抜粋 - 1,691タブ時起動時間比較 |
The New Firefox and Ridiculous Numbers of Tabsより抜粋 - 1,691タブ時メモリ使用量比較 |
MozillaはFirefoxのパフォーマンスを引き上げるとともに、消費メモリを削減する取り組みを長期にわたって続けてきた。最近のリリースでこうした性能改善の取り組みが成果を上げており、性能はGoogle Chromeに匹敵していると評価されている。消費メモリに関してはGoogle Chromeを超える性能を実現しているという評価も受けている。