安川電機は7月21日、長期的に好調が続いている中国の産業用ロボット需要に応えるため、2013年に生産を開始した中国江蘇省常州の安川(中国)機器人に第3工場を増設することを発表した。建築面積は11,600m2で2018年9月より稼働開始予定だ。
中国では少子高齢化による人手不足や人件費の高騰などから生産現場の自動化が急速に進んでいる。また、中国経済の継続した成長に伴い、自動車関連市場やスマートフォンをはじめとしコンピュータ、家電、通信機器や重量物の搬送といった幅広い分野でのロボットの需要が拡大しているという。
この需要に対応するため同社は、第3工場を新設し、需要地での生産体制および開発体制を強化することを決定したとしている。なお、第3工場の増設と第1・第2工場の再編により生産能力は1,500台/月に拡大する予定だという。