ファーウェイ(HUAWEI、華為技術)は7月13日(米東海岸時間)、同社の「FusionServer」シリーズにおける最新世代となる「FusionServer V5」のグローバルリリースを発表した。新製品は、Intel Xeonスケーラブルプロセッサを搭載し、企業のデジタル変革支援に向けて設計した。
今回の発表は、米ワシントンで開催した米Microsoftのパートナー企業向けイベントである「Microsoft Inspire」に合わせて行ったもの。データセンターとクラウドにおいては、AI・機械学習・画像処理などのアプリケーションにより、継続的に新たなタイプのワークロードが生まれているという。新製品はIntel Xeonスケーラブルプロセッサをサポートしており、新たなワークロードと従来型のワークロードに適しているという。
また、オールNVMe SSDやHDD混在構成など多様なドライブ構成オプションに対応しているほか、ストレージ密度とパフォーマンスの双方を向上し、豊富なLOM(LAN on motherboard)ネットワークオプションに対応し、ネットワークの展開と管理を簡素化するという。
ハイブリッドクラウドやエッジコンピューティングなど、同社が提供するほかのソリューションと統合することで、コンピューティング効率も向上できることに加え、自社開発のサーバ管理ソフト「eSight」との統合を強化し、自動化したスマートなデバイス管理システムによって新たなレベルの利便性と効率性を実現するという。
同イベントでは、FusionServer V5シリーズサーバをベースとするMicrosoft Azure Stack向け「ファーウェイ・ハイブリッド・クラウド・ソリューション」の詳細も発表しており、両社はサーバ分野で引き続き協業していく予定だ。
そのほか、新世代サーバ・シリーズに加え、ミッションクリティカルサーバ「KunLun」、次世代クラウドAIハードウェアプラットフォーム、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ「FusionCube」、ハイブリッドクラウドソリューション、エッジコンピューティング対応インテリジェントビデオ分析ソリューションといった製品やソリューションを同イベントで紹介したという。