NECパーソナルコンピュータ(以下、NECPC)は、キュレーションズと共同で、企業がIoTデバイスを利用したサービス提供を簡単に行うためのIoTオープンイノベーションプラットフォーム「plusbenlly(プラスベンリー)」を企画し、ベータ版の一般公開を本日より開始したことを発表した。ベータ版の利用は無償で、正式版は2017年中のリリースを予定している。
plusbenllyは、クラウド上のバックエンドサービスで、ネットワーク機能を備えたIoT家電やウエアラブルデバイス、SNSなどのインターネットサービス等を相互に接続させ、自由に組み合わせる機能を提供する企業向けプラットフォーム。
利用企業は、plusbenllyを経由して異なるメーカー間のIoT機器を組み合わせて新たなサービスとして提供したり、機器から収集されるデータやインターネットサービスの情報を組み合わせて自社サービスの利用者に有益な情報として提供したりできる。
複雑な機器間の接続やデータの交換はplusbenllyにあらかじめ設定されており、利用企業は管理画面よりIoT機器やネットサービスを選択・接続するだけで簡単に連携できる。また、用意されたモバイル向け(iOS/Android)のplusbenlly SDKを使って、組み合わせた機能を自社のスマートフォンアプリに効率的に取り込むことも可能。さらに、サーバー間での機器同士の連携をとるためのplusbenlly APIの提供も予定されている。
また、NECPCとキュレーションズでは、plusbenllyの利用を希望する企業に対しコンサルティングやパートナーのマッチングサービスも行っていくという。既に大和リビングマネジメントや積水ハウスなどのプロジェクトで採用が決定し、利用の準備が進んでいるということだ。
なお、plusbenllyに関する詳細情報、およびベータ版の利用については、plusbenllyの公式サイトを参照のこと。