NECネッツエスアイは、Darktrace社「Enterprise Immune System」の日本国内での導入支援、保守サービスを20日より開始した。

Darktrace社は、サイバーディフェンスを世界規模で展開する企業。英国はケンブリッジ、米国サンフランシスコに本社を構える同社は、2013年にケンブリッジ大学の数学や機械学習のスペシャリストが集まり設立、若い企業ながら年600%を超える成長率を維持し、世界24ヵ国500名を超える従業員を持つ企業へと発展している。

Enterprise Immune Systemは、組織により異なるネットワークの異常を機械学習で検知、シグネチャに依存しないリアルタイムな検知システムを提供する。"Immune"(免疫)を冠するシステムは、Recursive Bayesian Estimation(再帰的ベイズ推定)理論がそのコアにあることがDarktrace社公式ページには掲載されている。また、3Dグラフィックによる社内ネットワークの可視化や事前の設計やルール定義、詳細設定が不要で短時間で導入できる点も特徴となる。

NECネッツエスアイでは、同社のネットワークSI力と24時間365日対応の全国保守サービス基盤とEnterprise Immune Systemを組み合わせることで、構築からオンサイト保守までセキュリティ対策をワンストップで支援。インシデントへの対応も同社セキュリティソリューションを活用する包括的なマネジメントを実施、今後3年間で累計5億円の販売を目指すとしている。

Darktrace社「Enterprise Immune System」の特徴(NECネッツエスアイ資料より)