Googleは7月18日(米国時間)、「A new chapter for Glass - The Team at X」において、以前Google Glassとして開発されていたプロダクトが現在ではエンタープライズ向けに「Glass Enterprise Edition」として提供されていると伝えた。すでにいくつかの企業で採用されており、それぞれにおいて作業効率の向上を実現したと説明している。
Glass Enterprise Editionは2年前に一旦取り組みが終了した「Google Glass」よりもスペックが向上している。プロセッサが高速化したほか、カメラも解像度が向上、バッテリー稼働時間も延びている。
Googleはコンシューマー向けだったGoogle Glassの開発を終了し、企業を対象として開発を継続していたものと見られる。すでに企業での導入実績を上げており、今後は普及を進めていくと思われる。
Google Glassのようにメガネタイプのヘッドマウントディスプレイプロダクトの開発は世界中で進められているが、コンシューマ向けに広まるというよりも、特定の業界に向けて作業効率を上げるデバイスとしての利用が進んでいる。今後しばらくはこうした分野で生産性を向上するデバイスとしての利用が進むものと見られる。