ITコンサルティングやシステム構築を行うJSOLと、AIを活用したサービスを提供するAutomagi、八十二銀行が開発した銀行の基幹系システムを共同利用する地方銀行7行から構成される「じゅうだん会」参加行は7月19日、共同で人工知能(AI)の金融サービスへの活用に向けた実証実験を開始すると発表した。
実証実験では、顧客からの個人インターネットバンキングに関する照会業務の高度化を目指し、Automagiが通信キャリア会社向けエージェント開発などで培ったAI技術・知見をベースに開発した、法人企業の抱える課題を解決するためのAIソリューション「AMY」を活用することで、「問合せ用FAQシステム」を構築する。
「AMY」は、人手・知識の必要なマンパワー依存型の運用業務について、最新の機械学習技術と自然言語処理技術を活用し、業務ナレッジの知識データベース化・過去事例の検索推定技術の提供、運用負荷を低減するワークフローの自動処理化をおこなうことにより、企業の運用負荷を大幅低減・省力化を図るAIサービスだ。
また、「じゅうだん会」参加行は、山形銀行、筑波銀行、武蔵野銀行、八十二銀行、阿波銀行、宮崎銀行、琉球銀行の7行。
なお、同実験は2017年7月から約5カ月間実施する予定だ。