世界の高校生らが参加してタイで開かれた「第49回国際化学オリンピック」で、日本代表として参加した4人の高校生が金メダル1個、銀メダル3個という成績を上げて全員がメダルを獲得した。文部科学省が14日発表した。
金メダルは海陽中等教育学校(愛知県)6年の坂部圭哉(さかべ けいや)さん(17)で、2年連続で金メダルを獲得した。銀メダルを獲得したのはいずれも3年生で、灘高等学校(兵庫県)の海士部佑紀(あまべ ゆうき)さん(18)、岡山県立岡山朝日高等学校の守田脩究(もりた しゅく)さん(17)、愛知県立岡崎高等学校の柳生健成(やぎう けんせい)さん(17)の3人。海士部さんは2年連続の銀メダルだった。
国際化学オリンピックは1968年にハンガリーなど東欧3カ国で第1回が開催された。日本は2003年から参加し、今年で15回目。今年は76の国・地域から297人が参加し、それぞれ5時間の実験問題と理論問題に挑んだ。毎回、参加者の上位約1割に金メダルが、同約2割に銀メダルが、同約3割に銅メダルが授与される。21年は日本で開催される。
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