シーメンスPLMソフトウェアは、実験ベースのエンジニアリング統合ソリューション「LMS Test.Lab」の新バージョンとして、「LMS Test.Lab 17」をリリースしたことを発表した。
「LMS Test.Lab」は、高速多チャンネルのデータ収集と、試験、分析、レポート作成の各ツール、実験ベースのエンジニアリング統合ソリューション。 試験の効率と便利さが向上し、プロトタイプの利用が大幅に制限されている場合でも信頼できる結果が得られるため生産性が大幅に向上するという。
LMS Test.Lab 17は、1Dシミュレーション、3D CAE、および試験を独自に組み合わせて、製品ライフサイクルの初期および全体を通してすべての重要な属性の全域における性能予測を支援する同社の「Simcenterポートフォリオ」に含まれる。
主な新機能は、ノイズ発生源を瞬時に表示してノイズ低減プロセスを加速させるデジタルマイクロホンアレイ「LMS Sound Camera」、測定したFRF(周波数応答関数)内でベストフィットの結果を生成するモード・パラメーターを反復アプローチにより導き出す、高度なモード・パラメーター・エスティメーター「Maximum Likelihood estimation of the Modal Model(MLMM)」、LMS Test.Lab Signature Acquisitionに新たに加わったSingle and Dual Plane Balancing Add-In(回転装置の平衡化のための包括的ソリューション)といった、効率性と生産性を大幅に向上させる機能が搭載された。