ビジネス課題に対するコンサルティング業務を手掛けるフューチャーアーキテクトは7月18日、システム開発プロジェクトの妥当性を検証し、リスクの早期検知と低減を支援する「プロジェクトリスク管理支援サービス」の提供を開始したと発表した。

同サービスはシステム開発におけるプロジェクト管理資料と開発成果物を定量評価し、プロジェクトのリスクマネジメントを支援するというもの。金融機関などのシステム監査導入と推進のための手引きとして金融情報システムセンターが発刊した「金融機関等のシステム監査指針」をベースに、実務的な検証基準を定めてプロジェクトリスクを検証・評価する。検証の結果、プロジェクトの品質、コスト、納期に影響すると判断した場合には、対策案を提示するなどの支援を行う。

同サービスでは、同社がこれまでに培ったノウハウを基に開発した、ドキュメントやソースコードを自動解析したデータを蓄積することでシステムやプロジェクト活動を見える化して品質と生産性を高めるリポジトリツール「Futurefraqta」を活用。膨大な成果物を網羅的に検証し、記載不足や不整合などの不備がないか確認するという。