アシストは7月12日、同社が日本国内で総販売代理店を務めるデータ・プレパレーション・プラットフォーム「Paxata」を、AWSを利用したクラウドサービスとしての9月1日より提供すると発表した。
「Paxata」は、企業内外に存在するデータをビジネス・ユーザー自らが実際に使える情報に加工・変換するデータ・プレパレーション機能を提供する。
アシストでは、このデータ活用基盤を誰もが手軽に利用できることを目指し、AWSを基盤としたSaaS「Paxata Cloud Powered by アシスト」として提供する。「Paxata」および基盤として使用するHadoopをAWS環境上にあらかじめ構築し、利用するデータ量に応じたS、M、Lの3つの料金体系でデータ・プレパレーションの機能を提供する。
ユーザーは、Webブラウザからインターネット経由で「Paxata Cloud Powered by アシスト」にアクセスし、対象となるデータをアップロードするだけで、分析や予測に必要なデータをすぐに準備できるようになるという。
同社では活用例として、月次の経営レポート(Excel集計)作成、MAやSFA、メディアのリード情報を統合した販促施策用のデータ準備、IoTデータやソーシャルデータの分析、AIや機械学習に読み込ませる元データの準備、コンサルティング案件ごとのデータ環境構築、ユーザー部門からのデータ抽出依頼への対応を挙げている。
サービス料金(年額、税別)は、Sプラン(100万件)が360万円、Mプラン(1,000万件)が1,080万円(年額、税別)、Lプラン(1億件)が3,240万円。なお、別途、初期費用20万円(税別)が必要。
同社では、2018年末までに「Paxata Cloud Powered by アシスト」単体で50社の顧客獲得を目指す。