RPAテクノロジーズとアビームコンサルティングは7月11日、SAPジャパンの基幹業務システムを活用したロボット「ERP Automation Robot For SAP ERP」の提供を開始すると発表した。

アビームコンサルティングは、RPAテクノロジーズの「BizRobo!」を活用し、SAPジャパンの提供する基幹システムに関わる業務を自動化するロボット「ERP Automation Robot For SAP ERP」を開発。

同ロボットは、基幹業務について、従来のシステムではカバーしきれていない機能や企業ごとのニーズ、システム間をまたがる処理、簡易的な判断業務を自動化する。

今後は、最新の会計システム「SAP S/4HANA」にも対応し、アビームコンサルティングが提供するビジネスイノベーションプラットフォーム「ABeam Cloud」を通じて提供する予定。

今回のサービス提供により自動化を推進する業務領域は「会計領域」と「SCM領域」。

「会計領域」における決算処理では、子会社・部門からの決算情報収集、未転記伝票の自動チェック、未払・未入金の自動チェック、各種計数の異常値チェック(前年同期比等)などに対応する。

また、一般会計では会計仕訳の一括アップロード、個別伝票入力など、固定資産では棚卸しの実施及び結果のアップロード、償却シミュレーションデータの自動ダウンロードと配布などに対応する。

SCM領域における生産管理では、生産実績の一括アップロード、資材所要量計画(MRP)実行結果の確認やエラーデータの収集、担当者へのアナウンスなどに対応する。

また、受注管理では受注登録や登録結果確認、受注担当への受注結果連絡など、発注管理では発注書発行やPDF化、仕入先情報の取得・メール送信などに対応する。