Microsoftは7月7日(現地時間)、「An update on disabling VBScript in Internet Explorer 11 - Microsoft Edge Dev BlogMicrosoft Edge Dev Blog」において、この秋に公開が予定されているWindows 10 Fall Creators UpdateにおいてInternet Explorer 11におけるVBScriptの実行をデフォルトで無効化すると発表した。インターネットゾーンおよびリストリクトサイトゾーンではVBScriptが実行されなくなる。Microsoftはこのように挙動を変更することでセキュリティを強化したい狙いがある。
Internet Explorer 11におけるVBScriptの実行を禁止することは2017年4月の段階で一旦表明されていたが、今回のアナウンスでほぼ確実なものになったと言える。この新しい挙動は先日公開されたWindows Insider Preview ビルド1637で確認できる。
Windows 10よりも前のオペレーティングシステムに関してはInternet Explorer 11に対する累積セキュリティアップデートの形で提供するとしている。Internet Explorer 11ではデフォルトではVBScriptは実行されなくなる見通しになっているため、同機能を利用している場合は早めに対策を取ることが望まれる。デフォルトの設定はレジストリまたはグループポリシーを通じてサイトセキュリティゾーンごとに変更することが可能とされている。