大東建託の子会社であるケアパートナーは、6月よりトーヨーならびに静岡県立大学と連携し、高齢者施設における折り紙活用とQOL(Quality Of Life)向上に関する実証研究を開始したと発表した。

ケアパートナーは、高齢者に対する「自立と共生の支援」の実践を目指し、折り紙を含むさまざまなレクリエーションを行ってきた。今回の研究では、同社が運営する全国77施設のうち10事業所の施設利用者を対象に、折り紙レクリエーションが身体および心身にどのような影響をもたらすのか調査を行うことを目的としたもので、実証研究の期間は2017年6月から2018年5月を予定。アンケート形式で、身体および心身に変化があったかを調査する予定だという。

なお、全体コーディネート、および実証研究計画の立案、実施・検証は、静岡県立大学短期大学部社会福祉学科の佐々木隆志教授がサポートを行う予定で、同研究を通してケアパートナーでは、折り紙を通じた地域との交流や、子供たちへ折り紙を教える活動の展開など、高齢者の自立支援に向けたさらなるサービスの向上を図っていきたいとしている。